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虹の橋
辿り付きたくても、それはいつも遠ざかっていくだけ・・・。 そして、一瞬の微かな瞬きの後、光の彼方へと消えていく・・・・。 鮮やかな残像だけが心から放れない。
予定外の休肝日。
ジリリ、ジリリ・・・・・と、砂の焼けつく音。
視界の先は、地の果てまでも続いていそうな蜃気楼揺らめく砂丘。
気がつくと、ギラギラと照り付ける灼熱の太陽は、ドンドンと大きくなって、
ついには砂丘を飲み込みそうな勢いでユラユラと迫ってくる。

「ギャァ===============ッ!
        日焼けは女の大敵なのよぉ~!」

(日焼け止めも塗ってないのに!)
というか、このままだと、「豚の丸焼きの出来上がり~♪」じゃん?!
(そういうことなら、胡麻油塗らなきゃ!)

と思ってると、突然、大きな金槌でゴンゴンと後頭部を殴られ始めた。

「いってぇなぁ~~~!誰だよぉ===========っ!」
とスッゴイ形相で振り返るも、誰もいない。

すると、またすぐ、背後から大きな金槌でゴンゴンと後頭部を殴られた。

「ざけんなよ~っ!」
と即座に打ん殴る体勢で振り返るも、またもや誰もいない。

・・・・・・・・・なんで?

というか、「マジでメッチャクチャ痛いんだけどぉ===========っ!」
と思わず後頭部に手をやると、ヌルリ・・・・・。
「ナヌゥ~~~~~~~~~~~~ッ?!」
凄い出血じゃん!!!・・・足元は血の海だし!!!

「あぁ・・・、もしかして、私、このまま死ぬのか?
・・・・・んなことなら、昨日のお昼は“はつね”のラーメン食べに行っとくんだった」

と悲嘆に暮れながら、さめざめと泣いていたら、



・・・・・・・・・・・・・・・目が覚めた。


だけど、何故か?引き続き大きな金槌でゴンゴンと後頭部を殴られ続けていた。

いや、性格に言えば、
大きな金槌でゴンゴンと後頭部を殴られているかのような痛みが続いていた。

それだけじゃない!
後頭部だけじゃなくて、体中が脈打つように断続的に酷く痛む。
特に痛みの酷い後頭部が殴られる(?)たびに、まるで電気にでも撃たれたかのように、
上半身が“ビクン!”と波打つのは、その痛みが半端じゃない証拠だ。

「うぅ~~~、痛過ぎて起き上がれないぞ。
体を動かすたびに、金槌が振り下ろされるみたいだ」

しかし、ゆっくり横になっている場合じゃ~ない!
だって、娘達に朝食を作る時間だから。

misosiru


「フンッ、金槌野郎が何だっ!母は何よりも強いのだ!」
というわけで、思いっきり金槌を振り払うかのようにしてスックと立ち上がり、
“ビクン!ビクン!”と上半身を波打たせながらキッチンへ・・・。
(この時、私を初めて見た人がいたら、「変な奇病を持った人なのか?」とか、
「いや、昔“吉本興業”に、こういう芸風の芸人がいたっけ?」とか思ったことだろう)

そんなことはさておき、、、時間がないのだ。
「今朝も栄養タップリの具沢山味噌汁を作ってやらなくっちゃ!」
・・・・・が、一歩踏み出すたびに、手を上の棚に上げるたびに、
体を屈めるたびに、・・・・・断続的に、後頭部と体中に襲い掛かる酷い痛み。
そして、それに合わせて“ビクン!ビクン!”と波打つ上半身。

そんな私の様子を見た起き抜けの娘達が、
「なんで、そんな面白いことやってるのぉ~?」
と大笑いしようが、この時ばかりは洒落たネタで返す余裕の無かった私は、
只々無言で作業をこなした。(オレはチャップリンか?!)

その内、視界が暗くなってきた。

「ヤバイぞ!
このまま、ずっと立ちっぱだと、視界がグルグルと回り出すに違いない」

(火や刃物を使ってるキッチンで、シッカリ立っていられないってことは、
金正日が核を振り回すよりも危険なことだ・・・・・って、それは大袈裟過ぎか?)
金正日よりも絶対に賢い私は、途中、暫し座り込んで休憩を取りつつも、
何とかいつも通り7時頃までに朝食完成~~~♪
(私は、一度やると決めたら、絶対にやり通す人間なのだ。
フフフ・・・金正日め、思い知ったか!)

そして、娘達が「いただきまぁ~~~す」と言った途端、ホッと胸を撫で下ろし、
私も十六雑穀米を一口だけ食べて、すぐに頭痛薬を飲み込むと、
ベッドへと引き返して横になった。

遠くでかすかに、
「あれ、ママは食べないのぉ~?
   これ以上ブタになりたくないからぁ~?」

って声が聞こえた気がするが、そんなもんに答えてる余裕は無かった。
(というか、夢の中で一足先に焼きブタにされるとこだったんだ)・・・更に、
「ママさぁ~、朝っぱらから、またおかしなことしてたよね」
とあざ笑う声が聞こえても、殴りに行く元気も無かった。
(というか、金槌野郎に、「殴るならアイツラだぜ」と呟いてみた・・・・・が、
私の方が好きらしい。年増好みか? <金槌野郎)

ゴーヤの漬物


で、次に目を覚まして、時計を見ると10時過ぎ。
相変わらず金槌野郎は顕在だった。

「ったく、シツコイ野郎だ。
   ・・・仕方ない!再度、何か口にして頭痛薬を飲もう」

とフラフラしながらも起き上がった。

娘達は、いつも通り朝の家事分担をスッカリ済ませて、学校へと出かけて行ったあと。
・・・・・なので、テーブルには、私の食べられなかった朝食だけが、
寂しそうにポツンと置き去りにされていた。

しかし、頭痛薬を何度飲んでも、大して効かなかった。
(まるで、知能犯のストーカーに対して、
何ら有効な対策を講じられないままの無能警察のような頭痛薬だ)

なので、置き去りの朝食を平らげる間は勿論、何の作業をするにつけても常に、
“ビクン!ビクン!”と上半身を波打たせていたことは言うまでも無い。
(誰かに笑ってもらおうと思ってやってるわけではないことだけは確かだから。
ギャラもらえるんなら考えるけど・・・・・でも、誰かがこういう状況だったら、
それを見た途端笑い出さないという自信はない)

・・・・・が、まぁ、この時点までは、何とか用事をこなせる程度の痛みだったし、
「こんな日もあるさぁ~♪」
てな感じで、いつしか夕方に。。。

鶏肉の梅肉和え


ところが、例の如く“ビクン!ビクン!”と上半身を波打たせながら夕食を作っている時、
突然、金槌野郎のパワーが一気にアップした。

「くそぉ~~~!負けないぞぉ~~~っ!」
と奮起するも、か弱い私は、夕飯を作りながら、
ついにシクシク泣き始めてしまった。・・・というか、涙が止まらなくなったのだ。
(海亀が浜辺で産卵する時は、こんな気持ちなのだろうか?)

出産を経験できない男性には、是非とも、この痛みを体験して欲しいものだ。
(これなら、きっと不可能じゃないし)
マジで、出産の次くらいに痛いよ。

だもんで、夕食を作り終えた瞬間、いつものように、
「今日も呑むぞぉ=============っ!」
という気にはなれず、ポロポロ泣きながら、そのままベッドへ・・・・・。

ふと思いついて、熱を測ってみると、38度ほど。
「朝方見た灼熱地獄の夢は、この熱のせいだったのね」
とその時やっと気づいた。
(しかし、ここまでの間に、頭痛薬を通常の2倍くらいの頻度で服用していたわけだから、
その解熱作用を考えると、朝起きた途端の熱は如何ばかりだったのだろうか?
・・・・・ま、過ぎたことを考えても仕方ないが、
この膨大なエネルギーを何とか有効活用できなかったのか?・・・実に勿体無い!
電力とかに回せたら、結構な金額賄えた気がするんだが・・・・・?)

sunomono


というわけで、その夜は、
とりあえず無駄に(?)“ビクン!ビクン!”と上半身を波打たせながら、
一睡もできずに金槌野郎と戦った。
(なんだか、今巷で大流行の“ビリーズ・ブート・キャンプ”よりも、
圧倒的に物凄いエネルギーを消費した気がする。
・・・・・・・けど、何故か体重はチットモ減ってない)

sskあわび


翌朝、一番乗りで病院へ・・・・・。

「普段使ってない脳の欠陥・・・じゃなかった血管を、急に使ったせいで、
その血流が神経を刺激して起きるタイプの偏頭痛ですな」

と医者。

ということは、私のような人間は、
「脳味噌を使うと碌なことがない!」ということなのか?

根っから素直な私は、その謎解明のために脳味噌を使うことを諦め、今後も、
“本能のままに生きていくこと”を貫く決意を新たにしたのだった。

カボチャの煮物


てなわけで、結局、
その後2日間、酒を一滴も呑まなかったことを、
ここに記しておこう~♪

だけど、やっぱ酒呑まないと、調子出んわぁ・・・・・。
(つける薬は、ありますか?)



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プロフィール

ゆりかりん

Author:ゆりかりん
常に新しい発見を求めている心の自由人。
海で波の間に間にプカァ~ンと浮んだり、山で大自然の息吹に接することが、最大の幸せ。
何はともあれ、美味しいお酒と食べ物は欠かせない!
Twitter→http://twitter.jp/yurikalin



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